技術開発

社会の高度化へ

成功の瞬間は、難しいパズルを解いたときの喜びに似ている。

私たちの生活を陰で支える、1000分の1mm。

高度化が進む現代にとって、超精密加工はこれまで以上になくてはならない存在になった。それゆえ精密さだけでなく、スピード、安定精度、寿命など、あらゆる“超”が求められる。

例えば、研削工具の寿命と切れ味。一般的には相反すると言われているこの2つを、高い次元で両立する製品が必要になってくるのだ。

砥粒の種類や数、結合材、機構など要件の組み合わせは何万通り。そこから経験を頼りに一つの仮説を立て、実際にテストピースを作ってみる。もちろん一回で成功することは、まずない。どこをどうすれば目標数値に達するか、そのピースを多角的に検証する。「失敗は成功のもと」という言葉通り、失敗を繰り返すことではじめて成功へと近づいていける。

数え切れないほどの試行錯誤を重ね、そして遂に目標数値へ辿り着いた瞬間、複雑なパズルを解いたような、カタルシスが訪れる。さらにそれが製品となり、お客様に喜んでもらえた時には、どんな苦労も幸福に変わってしまうと言っても過言ではない。

最後にもう一つ、開発者にとってうれしいことは、成功は次の可能性の証であるということ。成功というスタートから、さらなる“超”へ、新たな“超”へ・・・。我々はどこにもマネできない、ダントツな製品を目指し続ける。

ゴールはすぐにスタートラインに変わる。開発者にとっては、それもまた喜びである。